うちでは最も大輪のワイルドイヴ。いかにもイングリッシュローズらしい華やかさだが、咲きはじめはけっこうおしとやかな雰囲気。端正なつぼみがほころんで、花びらがひとつ、ふたつ、とゆっくり開いていくような咲き方は見事だと思う。つぼみかなと思ったらぱっと咲いていた!というような感じの薔薇もあるが、できるならゆっくりゆっくり咲いて欲しいものだ。それだけ花の表情が豊かで楽しいから。
ワイルドイヴもこれくらいの時はさほど大きな花には見えない。しかし全開状態になると直径10センチにはなる。あのつぼみの中にギッシリ花びらがつまっていて、それがあのようにきれいに開くというのは考えてみればとても神秘的だ。薔薇に限ったことではないが、間近であの大きな花をまじまじと見るとつい感心してしまう。
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