粉粧楼が少しずつ花を大きくしている。なんでもこのバラは花を開くのに、他のバラよりも多くのエネルギーを消費するらしい。だからこんなにゆっくりゆっくり開花していくのか・・・
でも、花を見ると時間がかかるのがわかるような気がする。どのバラよりも薄い花びらはちょっと触ると破れてしまうのではないかと心配になるほど繊細。そして、コロコロした花の中に一体何枚の花びらが重なっているのか想像もできないような重なり具合。雨や湿度に弱いことなどから、カンペキなカタチの花を咲かせるのはけっこう難しいかもしれないが、この花を見ていると、いつか咲かせてやるぞ!という気になる人も多いのではないだろうか。
大輪の花に比べたら地味だし小柄だが、繊細でちょっと気難しい性格が人をとらえて離さないのだろう。花付きの新苗をよく見かけるが、これはある程度大きくしてから花を楽しんだ方がいいかもしれない。
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