つぼみ、というよりもほとんど花。この花はカップ咲きで、最後までその形を保つのが特徴のようなので、半分咲いたも同然かもしれない。私はカップ咲きの花がとくに好きなのだが、最後までカップ咲きの品種はけっこう少ないのではないだろうか。ミニバラだとシュネー・プリンセスあたりがそうだが、ミニではない薔薇だと私が知っている範囲では数えるくらいだ。
ラ・レーヌ・ビクトリア(本当はレーヌ・ビクトリアらしい)、その枝変わりのマダム・ピエール・オジェはカップ咲きで有名だ。しかし同じカップ咲きといっても、「コロコロしていてかわいい」のが普通かな?その点、Mme Renahyはカップ咲きなのだが、「かわいい」というよりも「美しい」のである。
深みのあるローズピンクの花を見せてくれたあと、こんな洗練されたピンクの花を見せてくれるなんて、ちょっと普通じゃないぞ、この薔薇!
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