イングリッシュ・ローズが人気だ。華やかさの中にオールドローズ的な雰囲気もあり、香りがいいものが多い。なにより育てやすい(らしい)。私のところのワイルド・イブを見ても、成長力の強さと花の見事さには目を見張るものがあって、一輪だけでもその存在感はすごいものだと思う。しかし、やはり野の花好みが抜けない私としては、花が大きすぎる(^_^; 贅沢な文句だとは重々承知しつつも、やはりそういう感想を持ってしまう。狭いベランダということもあるのだろう。見事すぎて落ち着かない。緑が多い庭の中にあるのなら、他の植物との絶妙なハーモニーを奏でるのかもしれないなぁ。
そんな気持ちでいたので、イングリッシュ・ローズは買うまいと思っていた。が・・・買ってしまいました。花が見たくて(^_^; どうも私はラベンダーカラーに弱いらしい。今回入手したチャールズ・レニ・マッキントッシュはイングリッシュ・ローズの中でも珍しい色らしい。ライラック・ローズというのがあるが、イングリッシュ・ローズでライラック色なのはこの2種類だけかもしれない。
とにかく、家に届いた。箱を開ける。イングリッシュ・ローズの中ではコンパクトな種類らしいが、やはりデカいなぁ。なぁんて思いながらも大きめのロングポットに植える。どうもプラスチックの鉢が嫌なのでテラコッタの鉢を選ぶのだが、大きいテラコッタの鉢に苗と土を入れるとかなりの重みになる。花が終わると陽に当てるため南側のベランダに持っていくのだが、メゾネットなので階段を上らなければならない。これがまた、けっこうキツいんですよ。
それはさておき、チャールズ・レニ・マッキントッシュとは聞いてわかるように人の名前。花の説明には「建築家」とあったのだが、その時は「ふーん。建築家ねぇ」程度に思っていた。しかし、検索していてどこかのサイトで、あの超有名な椅子をデザインしたのが、チャールズ・レニ・マッキントッシュであることを知った。確かに「マッキントッシュのあの椅子」といえば背もたれが梯子のように長い(^_^; あの椅子を思い浮かべるのだが、ファーストネームまで知らなかった。やれやれ。そうかそうか、あのマッキントッシュだったのね。不動産の仕事なんぞをしていると、広告で使う室内写真などによく使われる椅子なので見慣れているのだが、そうかそうか。そうだったのね(^_^;
そして、蕾が開きかけ2輪咲いた。大きなカップ咲きで、ワイルド・イブよりも若干花が小さい。あと二回りくらい小さくてもいいんだけど・・・などと贅沢は言わず繊細なラベンダーピンクの花を愉しみたい。2輪のうち1輪は枝が細くてうつむき、もう一輪は上を向いて咲いている。うつむきタイプの方が私は好きだが、どちらも時間が経つと微かにグレーを帯びてくるような感じがする。これこれ!こういうのが私は好きなのよー 最近オークションなどを観ていると、不思議な色のバラが人気だ。カフェ、ジュリア、アッシュ・ウエンズデー、グレーパールなどなど。基本的に私は黄色味が入る花には手をださないことにしたので(あまりいろいろな色があるのが苦手なので)、魅力は感じながらも買うことはないだろうが、グレー系はちょっと危ないゾ(^_^;
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