小さな新芽がちょこっとだけついた状態で送られてきたカーディナル・ド・リシュリューも静かに新芽を展開し、つぼみが13個ついた。咲くのはまだ先だろうが色が見えてきたのでそう長くはかからないかもしれない。
「リシュリュー」は17世紀、ルイ13世時代の宰相、アルマン・ジャン・デュ・プレシ・ド・リシュリュー(長い!)にちなんだ名前。「カーディナル」は枢機卿を意味する。ブルボン王朝の発展に大きな力を及ぼした、冷徹、峻厳のひとであり「鉄の爪をもつ男」と恐れられていたらしい。そんな人物の名前をつけられた薔薇は、小振りの赤紫色に咲くはず。オールドローズでは最も青に近いとされているが、そのクールな印象がリシュリュー卿の冷徹さを連想させたのだろうか。
花をまだ見ていないのでこれは想像だが、深みのある色あいと高貴な雰囲気がリシュリュー卿を思わせたのではないか・・・成長の仕方は、他の薔薇よりもゆっくりであるように思う。ちょっとフランスの歴史でも調べてみようかな。
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