薔薇の季節はまだまだ続くが、ここいらあたりで中間のまとめをしておこう!
いくら南側と北東側2つのベランダがあるといっても、所詮マンションの狭いベランダ。しかも南側は洗濯物と同居せざるをえない環境。それなのに苗は増える一方で、薔薇たちにとってはけっこう厳しい環境におかれていると思う。4月後半くらいから、ウドンコもぼちぼち出始め、こまめに薬は散布しているものの来年は予防に力をいれなくてはね。黒星病は今のところ出ていない。地植えの方が出やすいのかもしれない。
そんな環境にもかかわらず、おおむねみなさん元気で嬉しい。いくつかのトラブルを含めてそれぞれの現在の姿をかいつまんでまとめる。
<南組>
●アイスバーグ
高さが根元から1mくらい。枝ぶりはしなやかで、つるアイスバーグではないのだが半つる状態。茎が細いのでフェンスからしなるように外に出ている。花付き、花持ちもよく、さすが名花と言われるだけのことはあると思う。贅沢なことを言えば、個性という点で突出した特徴がない。誰にも愛されるが強烈に執着される薔薇ではないかも。が、それだけに、どこにあっても自然になじみ、他の薔薇との相性もいいので使い勝手は最高の部類に入るだろう。病気にも比較的強いらしいが、うちではウドンコが出た。慌てて前からあったお手軽なハンドスプレー式の薬を撒いたら白く濁った薬液がこびりついて落ちなくなってしまい、なんとも見苦しいことに(T_T) アイスバーグさんにはたいへん申し訳ないことをした。現在5輪ほど咲いている。
●サマースノー
同じ白い花だが、どちらかというとかすかにグリーンがかった白。ひらひらたカロヤカな花びらで、房咲きになるので修景的にも優れていると思う。これもウドンコがついたが、薬でなんとかおさまっている状態。明るい緑色の葉はやや細長くて女性的。純白の花との組み合わせも爽やかでいいと思う。花持ちもいい。数えていないが、現在10輪以上咲いている。
●ワイルドイヴ
アイスバーグやサマースノーより遅咲きで5月も半ばになってからようやくつぼみがふくらんできた。アプリコットピンクの整ったロゼット咲きの花は、華やかでありながらオールドローズの面影があり、いかにもイングリッシュローズらしい。3輪咲いたが、花持ちはさほどいいとはいえず、2輪は散りはじめたので剪定した。四季咲きなので秋にはまた咲いてくれるかもしれない。花持ちはよくないが、きれいな姿のままハラハラと花びらを散らし、散り方がきれいな薔薇だといえるだろう。わが家では唯一のERでちょっと異色な存在だが、ベランダに華やかさを添えてくれている。現在新芽をぐんぐん展開中。ウドンコはなし。
●ベルイシス
ピンクのかわいらしい中輪の花がたくさん咲いたベルイシス。日当たりが好きなようなので途中から南側に移したのだが、エネルギーがきれたのか花が小さくなり色も薄くなってきた。つぼみも萎縮した感じになるものもあり、まだいくつかつぼみはあったが思い切って剪定(軽め)した。グレーを帯びた艶のない葉はいかにもオールドローズらしく、ウドンコにもやられていない。育てやすい品種だと聞いているので来年に期待。
●マリー・パヴィエ(姉)
華奢な感じのマリー・パヴィエ(姉)は、わが家で一番早く花を咲かせてくれた愛すべき存在。6輪の花が終わった後、できるだけ日に当てたくて南側で養生している。これも初心者向きの薔薇ということだが、なるほど新芽がどんどん出てきてつぼみもつきはじめている。つぼみがある程度大きくなったら北東側に移動する予定。2番花はどんな花になるか楽しみ(^_^)
●マリー・パヴィエ(妹)
姉とは違い、柄が大きくおおらかな感じの妹は、とてもたくさんの花を咲かせてくれた。花持ちもけっこういいので、長い間花を見られる薔薇だと思う。その花もすべて先終わり、軽めの剪定をしてただいまのんびり休息中。ちょっと栄養がよすぎるような気がするのだが、白花が房咲きになって群れる姿はなかなか見ごたえがある。
●粉粧楼
ずっと北東側にいたのだが、花も少なくなってきて剪定間近なので南側に。マリー・パヴィエ(姉)同様華奢な薔薇だが、コロコロした花は重みを感じさせる。花びらの数が半端ではないのでそう見えるのかもしれない。ピンクが濃く出た花、ほとんど白い花、全開状態になった花、半開状態のままの花、など一株でもいろいろな咲き方をした。花付きはどこでも言われているように非常によい。まだつぼみが3〜4つある状態で、赤っぽい新芽もではじめている。ウドンコに注意とあったが、うちの美女は今のところ大丈夫。
●イングリッシュ・ミス
最初のうちすごく元気がよかったのに、突然葉を散らしはじめて心配しどおしだった。花を見ることができたので、まあよしとするがこれからが問題。すべてのつぼみを花にしてから、と思っていたのだが、葉が落ちるのが止まらないので先日思い切って鉢から抜いてみた。根にコブのようなものはなかったが黒っぽい根が多かったので根が弱っているのかもしれない。とりあえず、土をできるだけ落として(洗いはしなかったが)、枝をほとんど切り小さめの鉢に植えた。現在半日陰で休息中。残した新しいシュートは今のところ元気。なんとか復活してほしいもの。
●グリーンアイス(大株)
先方(相原バラ園)の都合で大苗をいただいたグリーンアイス。しかも2つあるので北東側と分散した。家についた時は花よりもつぼみの方が断然多い状態だったが、5月下旬ともなれば花が満開の状態。かすかにウドンコがでており、薬で対応しているところ。しかし・・・大きい。小さいグリーンアイスもあるが、それを見るにつけここまで大きくなるとは!と驚く。非常にいい苗でやはり専門のナーサリーは違うなぁと実感した。
●ミニバラ
シュネープリンセス、グリーンアイス、スィートキャリオット(ハンギング)、マドンナヒットなど、みなさほど問題なく元気に育っている。最初の花は4月中にほとんど終わり切り戻した後新しい茎がぐんぐん出てきて小さなつぼみをたくさんつけはじめているところ。エリゲロンと寄せ植えしたものもあるのだが、近いうちに単独にする予定。エンゼルダーリンは近所の方の家に養子に出した。ディパーチャーはひどいウドンコ病になり根元近くまで剪定。新しいきれいな葉がたくさん出始めたところ。
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