エンゼル・ダーリン

名前がちょっと気恥ずかしいような感じ。薔薇のネーミングはなかなか洒落ているものが多いが、ミニバラの名前はちょっと安易な感じがしないでもない。この花は花弁数が少なく、どことなくハマナスに似ている。一重の薔薇、とくに白い花は野性味があって好きだが、エンゼル・ダーリンは紫がかったピンクでいかにも作られたという印象。親はフロリバンダのエンゼル・フェイス。
図鑑でもネットでも花びらが複雑に重なった薔薇を見慣れると、こういった花が新鮮に思えることがある。今のところわが家で咲いているのはミニバラだけなので、その中では最も大きな花かもしれない。花が大きくて花びらの数が少ないので、散るときはあっけないくらいにハラリと散る。散り方もいろいろで、薔薇はだから面白いのかもしれない。