野の花、山の花ばかりを好んで育てていた私の頭の中に、ある日突然薔薇が入り込んできた。庭がなければ薔薇は育てられない、と内心思っていたのかもしれない。子供のころ、ピンク色の薔薇の花束がとても欲しかった。薔薇の花束など似つかわしくない、小さな小さな家に住んでいたというのに。それ以来、薔薇は叶わぬ夢の象徴になってしまったのだろうか。大人になって薔薇の花束も自分で買えるようになっても、買おうとは思わなかった。それなのに・・・
2005年3月。春の気配が感じられるころ、時折立ち寄る花屋の店先で見た小さな白い薔薇が私を誘った。そして次々と苗を買い薔薇との暮らしがはじまった。全くの初心者がどこまでできるかわからないが、精いっぱい育ててみたい。自分の覚書としてこのブログを立ち上げることにする。
今うちにある薔薇は・・・
<マダム・アルフレッド・カリエール>
●オールド/ノワゼット 1879年
・花色はホワイト。花弁の基部にわずかにクリーム色が入ったり、ほんのりピンクがのったり微妙に変化する花色。
・ティーローズ系の強い香り
・360〜540cmまで大きく枝を伸ばすランブラー。強く剪定してシュラブにも。
・多少の日陰にも耐える強健種。
・熱心な薔薇研究家だったカリエール夫人に捧げられた。
・世界バラ協会による「著名なオールド・ローズ」のひとつとして殿堂入り。
(GREEN VALLEY :http://www.green-valley.jp/index.html)
<イングリッシュ・ミス>
●モダン/フロリバンダ 1986年
・7〜9cmの丸弁咲きの花
・淡く明るいピンク。ときにサーモンが入って暖かな感じの色になったりと花色に変化がある。
・強香
・90〜120cmの比較的コンパクトなブッシュ樹形。花壇への混栽や鉢植えに向く。
(GREEN VALLEY:http://www.green-valley.jp/index.html)
<アイスバーグ>
●モダン/フロリバンダ 1958年
・8〜10cmのオープン・カップ型の花が房咲きになる。花色は純白で熟成するとピンクが混じることも。
・多花性でシーズンを通して頻繁に返り咲く。
・微香
・100cmほどの立性のブッシュ型
・暑さ寒さに強く耐病性もあり非常に育てやすい。
・別名「シュニービッツェン(Schneewittchen:白雪姫のドイツ名)
・同「フェ・デ・ネージュ(Fee des Neiges:同フランス名)とも。
・1983年世界バラ協会により「世界で愛されたバラ」のひとつに選ばれた。
(GREEN VALLEY:http://www.green-valley.jp/index.html)
<マリー・パヴィエ>
●シュラブ/ポリアンサ
・5cm前後の小さな平型の花が房咲きになる。
・咲き始めに淡いピンクが入ることがあり、咲き進むに従ってクリーミーホワイトへと変化。
・スパイシーな香り
・120cmくらいの小さなブッシュ型。棘がほとんどなく扱いやすい。
・コンテナ栽培、ガーデンローズの前景に向く。
(GREEN VALLEY:http://www.green-valley.jp/index.html)
<サマースノー>
●フロリバンダ 1938年
・つるバラの名花サマースノーの枝変わり種
・樹高は60cm程度だが花つきが非常によい。
・花径4〜5cmの純白の花と若草色の葉がとても爽やかな雰囲気。
・蕾から全開まで、純白の花色が変わることがないのも大きな魅力。四季咲き。微香。
(enngei net:http://store.yahoo.co.jp/engei/q2og0092.html)
<粉粧楼(フェイザンロウ・フンショウロウ)>
●チャイナ中国北宋〜清代?
・非常に古い薔薇で作出者、作出年不明
・薄いシルキーな多花弁が重なるロゼット型の房咲き。四季咲きで秋にはピンクが濃く出る。
・加湿を嫌い雨期の蕾はほとんど開かない。
・濃密な香り。
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